幸せのものさし

ある知人の娘・Ｈちゃん（私と同い年）が
数年前に大阪の某老舗企業を営むお宅へ横浜からお嫁に行きました。
お見合いではなく、れっきとした恋愛結婚
いいじゃないですか～。ね？
新居にマンション購入してたけど、なぜか挙式直前に売っちゃって大邸宅の実家へ。
写真見たけど、高級外車が３～４台ありましたよ。
最近、またマンション買って夫婦子供水入らずで暮らしてるとか。
ひゃ～さすがセレブ～
マンションなんて若いうちにそう何度も買えませんよ。

でも、いろいろ大変なんですって
料理経験がないのに大家族の食事作りをしなくてはならないとか、
ホームパーティーがあるとか、自由時間がないとか、友達がいないとか、
気晴らし出来る場所がないとか。
唯一のんびりできるのが義母や義祖母が出かけたときや、
買い物ついでにスタバに行ってお茶するとき。

それをＨちゃんの母親が
「Ｈは大変よ～。その点salaちゃんは幸せよ。」って。
会う度に言われて少々うんざり
父も「本人が好きで結婚したんだから親はそういうこと言うもんじゃない。
そんなに言うなら（結婚に）反対すればよかったのに」とたしなめてましたが。

その老舗企業というのが東京にも会社がある大企業で、
その方面ではかなり有名らしいんですけど。
現在は義母が社長で、その義母もまだ若くて元気だからなかなか娘婿の時代がこないとか。
それも親には気がかりなんですねぇ。娘の苦労時代が長引くと。
早く社長夫人として自由になって欲しいと。

確かに私はとても幸せです
でもそれを他人に「あなたは幸せです」って言われるのはどうかな？
平凡なサラリーマンと結婚したから？
義実家が一般家庭だから？
同居生活してないから？
でもＨちゃんみたいにリッチじゃないし、子供だっていないよ。
年末年始に海外へなんてこともないし。

Ｈちゃんは確かに「大変なの」って言ってる。でも不幸せとは思ってない。
年賀状の写真だって毎年とってもいい笑顔してる
幸せかどうかは本人が決めること。

幸せのものさしってみんな長さが違うんだよね。
親のものさしは子供（たって、もういい年なんだしさ）には合わない。
って早く気づいて欲しいんだけどな。